写真集『日本の屋外生活風景』(Scenes from Open Air Life in Japan)を入手しました。バルトンが撮影した14枚の写真に、漱石の恩師マードック先生の解説を添えたもので、カナダのメトロポリタン・トロント参考図書館で見せてもらったものと同じ本のようです。画像の仕上がりはイマイチです。このサイトで紹介されている青木の玉乗りの前から十二階を遠望した写真は、バルトン撮影で確定です。また、以前この書き込みで触れた、どこを撮影したか不明の「浅草風景」は、やはりこの本でも「浅草」とされています。ほかには浅草寺観音堂を撮影した写真、上野公園、向島の花見風景(というか酔っ払いたち)、牛車の農夫、長崎めがね橋などが掲載されています。ちなみに、喜多川周之さんが見たバルトン結婚記念の写真集とは別編集と思われます。
アメリカで、The Baker Street Irregulers International Series JAPAN AND SHERLOCK HOLMESという本が出ました。意外なことに、私が昔The Arthur Conan Doyle Societyの機関紙ACDに投稿したThe Adventure of William K.Burton in Japanという小論文が収録されています。意外なことにというのは、平たく言うと(?)、無断掲載なのですが、編者がホームズクラブ時代の大先輩たちなので、まあ仕方ないかと。江戸川乱歩や小酒井不木、甲賀三郎、長沼弘毅と同じ本に載るなんて、本来名誉なことなのですが。あと英語学者・安藤貫一によるコナン・ドイル会見記(ドイルが幼馴染バルトンの死を悼む箇所あり)も掲載されています。価格は4700円です。希望者は取り次ぎます。