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  • 12球団分析 第3回 広島東洋カープ

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時24分33秒
 
野村謙二郎監督就任もBクラスで13年連続Bクラス

2008年、2009年とCSまであと一歩で迎えた10年

広島はブラウン監督を解雇、野村謙二郎監督を新たに迎えた。

野村監督は記者会見で「CS狙いはしない、優勝を狙う」と言い放ち、キャンプでは大野投手コーチとともに早速、投手の投げ込み数を制限する「メジャー流」のブラウン方式をとりやめ、投げ込みを多くする「日本流」に変更した。

しかしそれが失敗だった。

大竹寛、マイク・シュルツ、永川勝浩と主力の投手が次々と疲労で戦線離脱。

前田健太が投手8冠、野手でも梵英心や廣瀬純、赤松真人らが計算外の活躍をするも投手の駒が足りず、13年連続Bクラスという不名誉な成績で終わってしまった。




ピッチングスタッフ

前田健太に続く先発を作りたい

先発:前田健太、ジオ、篠田純平、齊藤悠葵、ブライアン・バリントン、福井優也、大竹寛、中村恭平、中田廉

中継:マイク・シュルツ、横山竜士、永川勝浩、上野弘文、岩見優輝、岸本秀樹、梅津智弘、青木高広、
大島崇行

抑え:デニス・サファテ



防御率2.21 15勝8敗

これが2010年、前田健太が残した成績だ。

なんといっても広島の問題点は前田に続く先発である。

ここ10年、広島が2本柱を作れたのは2009年(ルイス 2.96 11勝9敗 大竹寛 2,81 10勝8敗)、2003年(黒田博樹 3.11 13勝9敗 高橋建 3.66 9勝8敗)ぐらいではないだろうか。

03年は打高気味のシーズンだったとはいえ、防御率3.66で10勝割っている投手が2本柱というのも悲しいところだ。

さて、話を戻そう。

問題は2番手だがここにはジオかバリントンが入ることとなるだろう。

ジオだが気になるところがある。

シーズン後半入りたてに目の覚めるような快投、しかし終わりかけに突如炎上を始めた。

9月11日の巨人戦で5回6失点、9月25日の阪神戦で6回5失点、10月2日の同じく阪神戦で4回1/3で7失点(自責点は5)
また、20試合(先発19)で119回1/3という投球回数も物足りない、去年の広島は特別リリーフが強力というわけでもないし、平均7回は投げないと柱にはなりえないだろう。

新外国人のバリントンに先発の上位、サファテに抑えとう重要な役割を任せるのも心もとない。

新外国人は半分賭けだから中継ぎ、または先発下位に置けると優位なのだが、この場合バリントンとサファテが両方こけたら構想が丸つぶれになるのが不安な点だ。

しかしその逆でこの二人が大活躍すれば広島は浮上するだろう、なのでこの2人を見ていこうと思う。

まずバリントンだが、youtubeでヤンキース戦の動画(おそらく2010年の唯一の勝ち星)を見たが、左打者の膝元に落ちるスライダーのようなボールが非常にいい。

フォークのような落ち方をするので、これがキレているとなかなか打ちにくそうだ。

さらにこのボールだけならいいのだが、高めのストレートもなかなか威力がある。

調べてみたら全米ドラフト1位、よくぞこの投手が年俸5400万まで落ち着いたものだ。

サファテは動画がアップされていなかったから映像で見れていない。

速球がいいとのことだがコントロールが悪という噂だ。

MAXスピードが159キロということを考えれば上手くいけばクルーン、悪く言えば普通の外国人選手のような失敗をするかもしれない。



怪我人復活で強力リリーフ陣復活へ

大竹185回2/3 10勝8敗2.81 シュルツ73試合 2.28 永川56試合 2.73

2010年の広島はこの3人が抜けたのだから、そりゃ低迷するだろう。

今年のカープはとにかく「けが人続出」だ。

この3人の中で1番復活が期待されるのはやはりシュルツだろう。

今年の広島はとにかくリリーフに苦しんだ、セーブは7人で26しかいなかった。

しかしこのシュルツ、永川まで帰ってくればそのリリーフも解消される。

エース前田健太に続く2番手大竹寛、そして全米ドラ1のバリントン。

その後を受けるのは長身の剛速球右腕シュルツ、制球のいい横山竜士、そして150キロ超の速球と鋭いフォームを投げる永川。

けが人さえいなければという前提がつくが、今年の広島投手陣はいいかもしれない。




スタメン・野手分析

GG賞受賞者4人の固い守備力

捕手:石原慶幸、会澤翼

一塁:チャド・トレーシー 二塁:東出輝裕、木村昇吾 三塁:栗原健太 遊撃:梵英心

左翼:岩本貴裕 中堅:天谷宗一郎、赤松真人 右翼:廣瀬純



広島といえば大砲こそいないものの足と堅い守りで1点を守る野球だ。

まぁもっとも、投手崩壊で1点を守る野球ができなかったのだが・・・。

廣瀬、赤松、梵など「去年はここまでの活躍を予想していなかった」選手が多い。

しかしそれで前年より悪いということは、裏を返せば「活躍を予想していた選手がはずれた」というわけだ。

全体的にそれは投手が多かったのだが、野手でその一人が天谷だろう。

2009年は規定未到達ながら95安打を放つ.300も、昨年は出場試合は増えたものの.245と苦しんだ。

後は東出も期待はずれに入るだろうか。

2008年、09年と2年連続160安打以上のヒットを重ねた鯉のリードオフマンが、121安打の.267は寂しい。

さて、「絶対に広島が育てなければいけない選手」とまでいえそうな選手が岩本だ。

24歳、212打数で14本塁打を稼いだ。

三振が57で安打が55、200以上打席に立って三振>安打とは珍しいが、これも若さか。

是非「日本の大砲」と呼べるレベルまで育ててほしいものだ。

捕手の会澤にも注目をしたい。

「捕手」としての守備力は経験がまだまだ必要だ、しかし「打者」として考えるとかなりいい。

久保田から打った綺麗な本塁打は敵ながら惚れ惚れしたものだ。

捕手としての能力を磨けば、今年にでも石原を超える選手だろう。



元バリバリのメジャーリーガーであるトレーシー

.308 27HR 72打点

これが2005年、トレーシーがメジャーリーグで残した成績だ。

それから5年、このメジャーリーガーが日本の広島カープと契約した。

打撃スタイルとしてはコンパクトな打者だ、ライナーで打つ打者であるため、日本の野球向きのタイプの野球選手とも言えるかもしれない。

しかし問題点ともいえるところは、2006年に三振が127と非常に多いところだ。

大振りをしだしたのかもしれないが、これが続いているとしたら活躍は難しいだろう。

守備は悪い、一塁と三塁という守備が重要なポジションでは無いのが救いか。

左投手に弱いのも問題点だ、日本の左投手は速球派より鋭い変化球を持つ投手が多い、それがあってるのかどうかでだいぶ結果は変わってくるだろう。

どちらかといえば長距離打者より中距離打者タイプ、3番か5番で残ったランナーを掃除する役割が合うタイプだろう。




内川&黒田資金で補強を

今年広島は積極的な補強に動いた。

メジャーリーグの黒田の獲得、内川のFA補強だ。

黒田は1年10億というメジャーリーグ側の大型補強、内川は地元での有利さもあるホークスに参戦されては勝てないのもしょうがないか。

しかし両方失敗に終わり、結局は石原のFA引止めと新外国人だけだった。

来期こそは是非大補強をしてほしいと思う。

広島は実は巨人、阪神に次ぐ黒字球団だ。

その理由はおそらく総年俸が12球団1低い、FA補強もしたことないからだと思われる。

今年のオフこそはその貯金を使ってほしい。

広島が力をつければ、広島がAクラス争いをしてくれば、来年のセ・リーグは面白くなるだろう。




タイガース、この選手に注意

3勝されてる篠田には注意しなければならない。

後はやはり前田健太だろう。

野手では.426と打ちまくっている栗原、.344 6盗塁の梵に注意。

.352の嶋にも注意をしたいところだ。

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  • 12球団分析 第4回 オリックスバファローズ

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時25分34秒
  • 返信
 
岡田新監督を向かえ善戦

2010年、オリックスは大石監督を解雇、前阪神で解説者の岡田彰布監督を迎えた。

開幕で東北楽天ゴールデンイーグルスを3タテ、開幕3戦目は次の3連戦まで1週間あくことを利用し、先発要因の岸田護をロングリリーフで起用するという、まさに岡田らしい奇策を使った。

開幕3連勝後も勢いにのり、開幕3カードで7勝2敗という好成績だったが、徐々に失速をし始める。

しかし交流戦優勝後は少しずつ勢いが戻り、最後はあと一歩でCSというところまで躍進した。

元2大韓国スターをチームに迎え入れ、ユニフォーム・ロゴ・マスコットも一身しての2011年。

勝負の年、今年は球団2回目のCSを狙う。




ピッチングスタッフ分析

金子千尋の怪我が厳しい

先発:木佐貫洋、アルフレッド・フィガロ、中山慎也、近藤一樹、寺原隼人、朴賛浩、金子千尋
中継:平野佳寿、加藤大輔、古川秀一、香月良太、比嘉幹貴、鴨志田貴司、西勇輝、エバン・マクレーン
抑え:岸田護



09年オフに考えもしなかった名前、起用が多い。

これが昨年のオリックスだっただろう。

例えば規定にギリギリ末到達とはいえプロ入り初の二桁をマークした岸田を抑えに配置転換したり(岸田の今年のリリーフ成績は防御率2.18の5勝1敗、その1敗が2アウト2ストライクからのディー・ブラウンに浴びたサヨナラ被弾という強烈な負け方なので、岸田=かなりの安定感を誇っていたというイメージを持つ人は少なくないだろう)2年連続170イニング越えを達成するも逆流性食道炎に苦しんだ平野住寿をリリーフに転向させ、輝かした。

更に即戦力性を見込んで獲得した古川秀一、比嘉幹貴の両投手もシーズン終盤に台等しリリーフの一角に入り込んだ。

素質はあるもののまさにブルペンエースだった中山慎也も終盤に台等し、今期に明るい兆しを見せた。

やりくりが上手い、というのが岡田にふさわしいだろう。

そう考えると金子千尋の抜けた穴も上手くやりくりして寺原隼人あたりで埋めてしまうんじゃないか、そう思わせてくれる監督である。

さて、そうは言ってもやはり金子の離脱は大きい。

これで開幕投手はおそらく木佐貫洋というところになるのだろうが、なんか物足りないというところか。

今年のオリックスの目玉はおそらくメジャーリーグで16年プレーし、124勝を挙げた韓国の大スター、朴賛浩の加入だろう。

以前は160キロ超の剛速球を投げる本格派だったが、最近は技巧派に投球スタイルをチェンジ、しかし与四死球は少なくなく、2000年は124個の四球。

おまけにその翌年から2年、20個、17個で連続で与死球のタイトルを獲得。

更に更に追い打ちをかけるように朴は短気だ。

メジャーリーグきってのトラブルメーカーであり、バント処理をした相手投手にとび蹴りをして大乱闘を起こしたこともある。

今年のパ・リーグは乱闘が多く起きていたイメージだ。

特にこのオリックスと西武ライオンズ、この2球団がたびたび乱闘を起こしていた記憶がある。

記憶にあるところでは例えば西武×千葉ロッテマリーンズ戦、ロッテの神戸拓光が西武のエース涌井秀章からホームランを打った次の打席で故意に近い死球。

神戸がホームランを打ったベースランニングではしゃぎすぎたのが涌井の逆鱗に触れられたという。

またあるところでは、いつだったか忘れたがオリックス×西武戦だったと思う、オリックスの選手に死球が当たったときに、ショート中島裕之がファインティングポーズを取ったとされエキサイト、乱闘になった記憶がある。

そのパに問題児・朴が加わったのだからさぁ大変だ、こんなことを考えるのは邪道だが「乱闘」も今年のパの一つの楽しみになってくると思う。




古川はウィリアムスになれるか

岡田監督はリリーフを厚くする野球が得意だ。

阪神時代もそうだった、かの有名なJFK、ジェフ・ウィリアムス、久保田智之、藤川球児に3人に7・8・9回を任せ、「リリーフは2人のリレー」という感覚を破り、新たなステージを作った。

そこで岡田はオリックスでもその方式を使用するようだ。

おそらく岸田護、平野佳寿が確定で後は左腕ということになるだろう。

そこで筆頭なのが古川秀一だ。

左ながら右を苦にしない(被打率.229)というのもワンポイントではなく、1イニング投げきるのに必要な要素をクリアしているのも大きい。

もちろんリリーフに必須な奪三振を取る能力もちゃんとある。

延江大輔が2軍でも不調な今、古川にかかる期待は更に大きいものとなっている。






スタメン・野手分析

カブレラが抜けた穴をどう埋める

捕手:鈴木郁洋、日高剛

一塁:李スンヨプ、北川博敏 二塁:後藤光尊 三塁:アーロム・バルディリス 遊撃:金子圭介、大引啓次

左翼:T-岡田 中堅:坂口智隆 右翼:田口壮、荒金久雄、森山周、赤田将吾

指名:フランシスコ・カラバイヨ



今年のオリックス野手陣からはアレックス・カブレラが抜けた打線となる。

2010年、T-岡田とカブレラが中心の打線だったのだからこれは痛い。

カブレラの穴を埋める役割が求められる李スンヨプにもカブレラの穴を一人で埋めることはとてもじゃないが無理だろう。

この場合、李に加え誰かの上積みが必要だ、しかしT-岡田にこれ以上の活躍を期待・計算するのは酷だし、38歳の北川にこれ以上の上積みを求めるのはきついだろう。

そう考えると指名打者のフランシスコ・カラバイヨか。

シーズン中に独立リーグ、群馬ダイヤモンドペガサスから入団した大砲は113打数で7本塁打をマークするパワーを見せつけた。

守備に難はあるがそこは指名打者制度のあるパ・リーグで良かったというところか。

外国人選手ながらまだ27歳のカラバイヨ、このカラバイヨが爆発すれば、李とともにカブレラの穴をいっきに埋めてくるかもしれない。



岡田チルドレンの誕生

名将には○○チルドレンといわれるものが多い。

最初はロッテのバレンタインだろうか、今江・西岡などがバレンタインチルドレンと呼ばれた。

球界を見まわしてみると確かにそうだ。

川崎・杉内・和田なんて王チルドレンだし、田中将・嶋らは野村チルドレン、坂本・松本・山口なんかは原チルドレン、井端や荒木は落合チルドレンだろう。

逆に考えると悪い監督は若手も結果も残せずに去るということになる、いや結果があるから長期政権になりチルドレンが出てくるのか、そこは鶏と卵の関係で分からないが。

とにかく岡田は岡田チルドレンを誕生させることだと思う。

その岡田チルドレンになりうるのが投手では平野に古川、野手ではT-岡田に森山周だろう。

T-岡田、長打力はあり09年7本をマークした大砲が、監督に就任した岡田と名字がかぶり、新聞などで見にくいということでファン公募で登録名を募集したところ、恐竜のT-REXの意味を込めてかT-岡田となった。

天性の長打力を活かすためステップをとらずにタイミングを計りやすくするノーステップ打法を取り入れ、序盤からスタメンで使わるも、4月は本塁打こそ打つも打率が低かった。

しかし岡田監督の我慢の起用によりついに開花、徐々に打率も安定するようになり気がつけば若干23歳にして本塁打王を獲得していた。

このT-岡田と岡田監督の印象に残る試合は、9/16日の対西武戦。

CS進出に向け1敗も惜しいオリックス、しかしT-岡田は足のけがで戦線を離脱、2軍には落ちずそのままベンチで待機することになった

この試合は8回まで1点のビハインド、しかしオリックスが8回裏にアレックス・グラマンから連打、カラバイヨのタイムリーで追いつく。

ツーアウト満塁、そして山崎浩司の代打T-岡田が打席に入る。

岡田監督が「打っても走らんでええ」と送り出した8回裏、足を引きずりながらノーツーからの3球めだった。

アウトコース高めのまっすぐだっただろうか、流して捉えた打球はレフトスタンドへ舞い上がり見事に突き刺さった。

勝ち越しの満塁ホームラン、T-岡田は見事岡田監督との約束「走らんでええ」を最高の形で守ったこととなった。

そのT-岡田は今年おそらく、カブレラの抜けた4番に座ることになると思う。

5番から4番へたった1打順、しかしたった1打順上がっただけでも4番に座るということは大きい「1打順」だ。

4番のプレッシャーで押しつぶされてしまうのか、それとも4番のプレッシャーをはねのけ更なる開花をするのか。

2011年、4番T-岡田から目が離せない。




監督交代が多いが、岡田は安定できるか

ここ数年のオリックスは監督交代が多い。

2002年から石毛宏典、レオン・リー、伊原春樹、仰木彬、中村勝広、テリー・コリンズ、大石大二郎と7人。

最長で石毛宏典、テリー・コリンズ、大石大二郎が1年と半(シーズン途中)というのも少なすぎる。

タイガースで5年長期政権を張った岡田は果たして長期政権となれるのか?以前の監督と同じく短期政権で終わってしまうのか?

上に挙げたように岡田チルドレンを作りあげ、最低でも5年は長期政権を張ってもらいたいものだ。

岡田が長期政権を張り、「オリックス監督=短期政権」というイメージを払えば、オリックスの暗黒時代は終わるだろう。




タイガース、この選手に注意

やはりT-岡田だろう。

坂口、森山、後藤あたりをしっかりと抑え長打を打たれても1点の状態にしておきたい。

しかしカブレラが移籍したため、T-岡田にボール攻めというのも有効だろう。

5番打者のバルディリスや北川に長打が多くなり、本塁打が20本以上出るようになってきたら打線に厚みが更に出て、怖くなる。


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