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  • 12球団分析 第5回 東京ヤクルトスワローズ

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時27分7秒
 
メークミルミルで後半猛烈な追い上げ

開幕カード2勝1敗。

その後も横浜戦で川本良平の逆転サヨナラホームランなど4月は勢いに乗った、今年は優勝か?という勢いぐらいで。

そこからが今年のヤクルトの地獄だった。

5連敗後、1勝を挟んでまた6連敗。

その後1勝して迎えた交流戦、10戦勝ち星なしの9連敗で最下位まで落ちた。

しかし高田繁監督が辞任し小川淳司代行監督が就任、更に伊勢孝夫打撃コーチが就任すると一変。

7月には5連勝や4連勝など連勝が出始め、ついに8月には怒涛の10連勝を記録。

9月は少し勢いが落ちてしまい、残念ながらCS出場は無理だったが、交流戦時最大で19もあった借金を見事に完済する。

勝率も最低2割8、9分だった勝率を5割超えまで戻すなど、まさに奇跡ともいえる後半の戦いぶりだった。




ピッチングスタッフ

先発5.6番手は?

先発:石川雅規、館山昌平、由規、村中恭平、中澤雅人、増渕竜義、トニー・バーネット、川島亮、七条佑樹

中継:松岡健一、押本健彦、渡辺恒樹、久古健太郎、松井光介、石井弘寿、平井諒、橋本義隆

抑え:林昌勇



石川雅規、館山昌平、由規、村中恭平。

ここまでならまぁ、プロ野球ファンの方なら出てくると思う。

問題はこの後なのだ。

5番手6番手にしっかりとした先発が出てくれば、ヤクルトはかなりCS、優勝に近づくだろう。

その筆頭がおそらく増渕竜義だ。

サイド気味のフォームから150キロ超のまっすぐを投げる右腕、先発で試されて結果を出せなかったが去年、リリーフで開花した。

その増渕を先発に戻すという、戦力的には危険だが将来的には全然「あり」だ。

確かに奪三振率は高く、リリーフ適性があるが、大きく羽ばたける存在だし増渕1人分ならばカバーすることだって全然できる。

同じ右のサイドスロー、館山昌平よりも大きくなる、いわば増渕はダイヤで、磨き方しだいでダイヤにもただの石にもなってしまう。

増渕はそんな感じだと思う(今はダイヤに近づき始めているだろうか)

この増渕がはまると楽だ。

2010年のシーズン後半は前述の4人を中4日で回すなどということもあったが、増渕が5人目として入ればそれが無くなる。

増渕の先発転向案は今年のスワローズのCS・優勝への大きなウェートを占めてるといっても言い過ぎではないだろう。

若手といえば平井諒、ルーキー久古健太郎にも期待をしたい。

まずは平井諒からだ。

去年は高卒ルーキーながら150キロ超のまっすぐが魅力で、2軍での奪三振率も9を超えている。

2009年にメジャーに移籍した五十嵐亮太以上になれる逸材だ。

ヤクルトにはこの平井、増渕に由規、村中など若手の逸材が非常に多い。

続いて久古。

左のサウスポー、社会人時代の成績は見れないがおそらく典型的ともいえる左に強いタイプだろう。

2010年のヤクルトはリリーフ左腕不足に苦しんだ。

渡辺恒樹(28試合 4.61)、戦力外の李恵踐(19試合 5.09)ぐらいしか1軍に居なかった。



背水の陣・石井弘寿の復活

一体、何がこの男をここまで落とさせたのだろうか。

石井弘寿、5キロ増しでいいと言われる左腕から155キロ超の速球を投げ、同じ速球派五十嵐とまとめてつけられたあだ名は「ロケットボーイズ」

2002年から2005年まで絶好調、2006年WBCにも選出された。

しかしそのWBCがトンネルの入り口だった。

予選終了後怪我で離脱、怪我は想像以上に重かった。

06年は活躍すればポスティングでメジャー移籍のはずだったがわずか11試合の登板でお流れ。

その後07年から今まで、1軍での登板は無くなっている。

ロケットボーイズの面影は徐々に、徐々に無くなりはじめている。

しかし彼がもう1度1軍のマウンドで、150キロ超えの速球でくる打者を次々と三振に取ったら------

ルーキー久古とこの石井の活躍でヤクルト投手陣のアキレス腱、左腕不足を補えるだろう。




スタメン・野手分析

ホワイトセルの後半の不調が不安

捕手:相川亮二、川本良平

一塁:ジョシュ・ホワイトセル 二塁:田中浩康 三塁:宮本真也、畠山和洋 遊撃:川島慶三、川端慎吾

左翼:福地寿樹、飯原誉士 中堅:青木宣親 右翼:ウラディミール・バレンティン



今年のヤクルトはホワイトセルが加入し、打線の軸が出来てから変わった。

出塁率は.,399と十二分な働きを見せたといえる。

しかしホワイトセルにも怖いところがある、秋のスランプだ。

9・10月の打率は.221 2本と低迷した。

これにはおそらく穴が多いことが挙げられるだろう。

今年のホワイトセルを見てると、まずほとんどが引っ張りだった。

レフトに飛ぶことはほとんどない、あってもセンター前だった。

そのため8月終盤の阪神戦ではショートの鳥谷が二塁ベース後方にくる、いわゆる「王シフト」のような形でセンター前ヒットをショートゴロにされたこともある。

後はコース的にも穴が多い。

低めは飛ばすがその半面低めを振ってくる。

ワンバウンド近いフォーク、膝元ボールゾーンに落ちるカーブなどを振ってしまうイメージだった。

しかしホワイトセルで軸を作っている間に畠山和洋に目処が立ったのは大きい。

2008年に最低年俸の4番となりブレークをしかけたが、咲きかけたつぼみは09年にまたしぼんだ。

悪い選手だとこのまましぼんでしまうのだが、畠山は違った。

昨年、小川代行になってからチャンスを与えられると打ち始め、自己最多の14本をマークした。

殻を破りきった、花を咲かせきった印象だ。

1番に青木という絶対的な打者がいるため、ポイントゲッターに期待がかかる。

ホワイトセルと畠山、2人のバットがヤクルトに白星を数多くもたらすだろう。



激戦区のショート、長打不足のヤクルトに長打もたらすT-山田

昨年のヤクルトはショートが決まらなかった。

09年に多くスタメンを張った川島慶三が1試合も出場できず、FAの藤本敦士も機能せず、結果的に最後まで「内野の要」と言われるショートを固定できず終わった。

しかし後半には面白い選手も出てきた。

それが川端慎吾だ。

妹も女子野球チーム「京都アストドリームス」でプレーしている、まさに野球一家の川端家。

高卒から5年目、08年より試合数以外の全ての面で上回った。

「怪我から帰ってきたらスタメンが無い」ということは野球界では数多くある。

6年目川端慎吾が激戦のショート争いに名乗りをあげた。

更にショートはまだいる。

それが10年ドラフトで履正者からドラフト1位でヤクルトに入団、T-山田こと山田哲人だ。

T-岡田とは同じ履正者出身、パワーヒッター、イニシャルがTなど共通点がたくさんあるためついたあだ名はT-山田。

しかし実はあまり知られていないことだが、50m5秒8の俊足に加え、守備もいいとT-岡田タイプより坂本勇人タイプだろう。

ヤクルトはどちらかと言えば足で1点をもぎ取るチームであり、長打力不足が目立つ。

今年でいえば長打を打てるのは畠山、ホワイトセルぐらいだろう。

将来、3年後か5年後か、このT-山田がヤクルトの4番に座り、神宮球場のライトスタンドに豪快なアーチをかける姿が今にも目に浮かぶようだ。




このまま名監督になるか、大石の二の舞か

代行で活躍した監督といえば大石大二郎の名前が挙がるだろう。

2008年、不調なオリックスの指揮官テリー・コリンズが自ら試合後辞任、その代行をヘッドコーチの大石大二郎が務めた。

大石に変わった途端、チームは調子が上がり最下位から2位まで躍進、CSに出場した。

代行というのはあまり長続きしたことがないように思う。

大抵は代行してもシーズン通して不調のまま終わり、もとのコーチの座に戻るか解任されるかが多いように思える。

例え活躍しても大石にようになり、代行後長続きと言うのは記憶に無い。

果たして小川淳司は大石や今までの代行監督のように2年目はダメなのか、それとも今年も成績を残し、長期政権を手にするか。

来年、ヤクルトというチームに大注目だ。




タイガース、この選手に注意

2010年、あまり阪神はヤクルトに打ちこまれた記憶は無い。

それは畠山、ホワイトセル、田中、飯原など主力打者を2割台に抑えているからだろう。

その中でやはり青木、対阪神.384をマークしている。

投手ではやはり館山、3戦3勝1.19と完全に封じられている。

この館山を攻略しないことに対ヤクルト完全勝利はあり得ない。

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  • 12球団分析 第6回 北海道日本ハムファイターズ

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時27分47秒
  • 返信
 
優勝チームがまさかの躓き・・・そこから

開幕から日ハムは絶不調だった。

抑えの武田久が崩れ、打線も繋がらなかった。

原因は09年大活躍の高橋信二、金子誠、稲葉篤紀、八木智哉、武田久らの不調だろう。

開幕からエラー続出、昨年のチャンピオンチームが最下位か・・・と思われた。

しかし交流戦終了後、目覚めた。

稲葉、武田らが徐々に調子を取り戻し、開幕から好調のダルビッシュ有、ケッペル、小谷野栄一らを後押しするように、榊原諒や武田勝、田中賢介らが「計算を超えた活躍」をしてみせた。

2011年、ユニフォームを一新し、斎藤祐樹を迎えチャンピオン奪回を試みる。




ピッチングスタッフ分析

今年も大黒柱・ダルビッシュ有は健在

先発:ダルビッシュ有、ボビー・ケッペル、武田勝、榊原諒、ブライアン・ウルフ、斎藤祐樹、増井浩俊、八木智哉

中継:宮西尚生、林昌範、加藤武治、菊池和正、谷元圭介、石井裕也、乾真大

抑え:武田久



ポスティングでメジャーの噂が大きかったダルビッシュ有の残留は言葉で表せないほど大きい。

まず怪我をせず、200イニング13、14勝を計算できる。

このダルビッシュを軸に、ケッペル・武田勝らが続く形になるだろう。

しかし建山義紀の離脱は以外にも大きいかもしれない。

2010年58試合に登板し、1.80を残したセットアッパー右腕。

10勝を挙げ新人王の榊原、後半先発に配置転換で活躍のウルフが先発に転向するとなると、建山の穴を埋めるのは厳しくなってくる。

そこで穴埋めが期待されるのが菊池和正だ。

2009年に台等し、58試合投げて3.67の成績を残した。

昨シーズンは怪我でほとんど1年を棒に振り、わずか17試合に終わったが今年は開幕からいける、この菊池が建山の穴を埋めればかなり大きいだろう。

後は武田久、彼にも注目をしたいところだ。

2009年は55試合投げ、防御率1.20の34Sを挙げるも、今年は3.83の19S、抑えでありながら5敗も喫してしまった。

理由はおそらく「飛ぶボール」にあると思う。

武田久は背丈が低い、小さなピッチャーだ。

そのため球が軽い、だから被弾を喰らいやすいのだ。

思えば2009年の日本シリーズから不調の前兆はあったように思う、広い札幌ドームでわずかシーズン被本塁打1だったが、東京ドームの対巨人戦1点リードで登板すると、亀井・阿部に連続ホームランを打たれ、サヨナラ負けを喫した。

今年は飛ぶボールから飛ばないボールに変更される、武田久が2009年の輝きを取り戻せれば、建山の穴は自然と埋まるだろう。



斎藤祐樹に無理な期待は禁物

最後の秋山幸二ホークス監督が封を引き、係に渡す。

封筒が開けられ、各代表に戻ってくる、中を確かめる、会場全体が息を飲む。

秋山監督がまず紙を開く、そして閉じる。

続いて西村徳文ロッテ監督、小川淳司ヤクルト監督が紙を開く、2人とも苦笑いしながら顔を上げる。

そして藤井日本ハム球団社長が、紙を開くのを手こずるも、他の監督の反応を見てすでに確信するかのような苦笑いをしていた。

そしてようやく、改めてクジを開きガッツポーズをした。

この瞬間、ほとんどのファイターズファンもガッツポーズしたことだろう。
それこそ斎藤祐樹は野球界の救世主、神様的な扱いをされている。

しかし自分は、-----一個人の意見としてみてもらいたいが----、あまりいいとは思わない。

実力的にはまだまだだ、制球力はまずまずだが、他は足りない。

しかし大活躍した選手のようにまるで讃えられている。

これではいくらマスコミ慣れしていても、プレッシャーに負けてしまう可能性があるだろう。

いくら大人気でもまだルーキー、少しはそっとしてあげてほしい




スタメン・野手分析

中田翔の開花はまだか

捕手:鶴岡慎也、大野奨太

一塁:中田翔 二塁:田中賢介 三塁:小谷野栄一 遊撃:金子誠、陽岱鋼

左翼:松坂健太、鵜久森淳志、村田和哉 中堅:糸井嘉男 右翼:稲葉篤紀

指名:二岡智宏、マイカ・ホフパワー



やはり長打力不足感が望めない。

小谷野や糸井、稲葉など15~20HRが計算できる中距離打者はいるが、長距離打者がいない。

そこで期待されるのがやはり「怪物」中田翔だ。

2008年、09年と全く芽が出なかったが、昨年9本塁打をマークし、片鱗を見せ付けた。

個人的な要望は3つある。

まずはDHで起用しないでほしいというところが1つだ。

守れずスタープレイヤーとなった選手はいない、早いうちにDHを与えてしまっては甘えてしまい、守備を練習しない。

一塁でも左翼でもいいから守備につかせることだ、打撃も守備もよくて一流だと思う。

もう一つは早いうちに4番で起用すること。

大役を任されると大きく羽ばたく選手もいる、中田はそのタイプだと信じたい。

最後にミート重視をさせないこと。

いきなりフォアザチームはもちろんだが、若いうちは思い切り振り回させてほしい。

.220 40本、170三振、まずはそういう大砲でいいと思う。

怪物中田翔、いずれは日本を背負う大砲になるだろう。



フロッグじゃなかった小谷野と糸井

昨年のファイターズは不安点も多かった。

なぜなら昨年打ち出した、まだ実績が少ない選手が多かったからだ。

その筆頭各が糸井と小谷野だろう。

2人とも2009年に活躍し、2010年に更に大きく羽ばたいた。

両者とも物凄い野球人生を送っている。

まず糸井、150キロの直球が武器という触れ込みでファイターズに入団した。

しかし投手としては芽が出ず、天性の身体能力を活かす目的で野手に転向した。

俊足強肩の外野手、糸井はそれだけで終わらなかった。

2009年に.300を打ち、リーグ最多の40二塁打を残す。

そして昨年、151安打を放った。

守備面でも強肩を活かし、昨年終盤のオリックス戦で誰もが同点だと思ったセンター前のヒットで、同点の走者の二塁ランナーを刺した場面は思わず震えた。

続いて小谷野。

彼はパニック障害に悩まされていた。

プロ入り最多の48試合、更に初本塁打含む3本塁打をマークした翌年、発生した。

2軍戦では試合中にめまい、嘔吐もあったというが、彼はくじけなかった。

06年こそ試合数が激減するも、07、08年と100試合出場をマークし、09年にはプロ入り初の規定打席到達をした。

更にそれだけにとどまらず、昨年は不調の高橋信二から日ハムの4番を奪い取り、109打点で打点王を獲得した。

人生、何が起こるかわからないものだ。




放出が上手いチーム、日本ハムファイターズ

07年、日ハムは岡島・小笠原・新庄と主力を大量放出しながらも2連覇を達成した。

09年ははリリーフエースM・中村をトレードで放出しながらも優勝した。

日ハムは主力の放出が上手い。

次々と主力が抜けるも、それを計ったかのように穴埋めする選手が出てくる。

07年は小笠原の穴は埋められずとも、岡島が抜けるも武田久、M・中村らが活躍し、ダルビッシュ有が日本のエースへの階段をまた一歩上った。

新庄の穴も森本秘哲が埋めた。

09年もM・中村の穴を武田久、菊池らで穴埋めした。

今年はセットアッパーの建山と森本が抜けた、確かに痛いが誰が埋めるのか、そこも日ハムの楽しみな点の一つだと思う。




タイガース、この選手に注意

やはりダルビッシュ有には当たりたくない。

ダルビッシュに当たったら負けを覚悟しなければならないからだ。

武田勝・ケッペルらも打たせて鉄壁の野手陣に取らせる、日ハムというチームを活かした投球をしてくる。

野手ではリードオフマン田中賢に、チームを勢いに乗せる力を持つ稲葉に注意。


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