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  • 12球団分析 第9回 阪神タイガース

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時32分46秒
 
前半は順調も後半失速・・・優勝逃がす

MAZDA zoom-zoomスタジアム広島、広島東洋カープに5点ビハインドで迎えた9回表、広島ディオーニ・ソリアーノのボールを金本知憲が空振り、この瞬間中日ドラゴンズのリーグ優勝が決まり、阪神タイガースは5年ぶり優勝を果たせなかった。

原因はやはり終盤の失速にあると思う、前半は打って打って打ちまくるスタイルで「新・ダイナマイト打線」と言われ勝ちを積み重ねた。

しかし終盤は得意にしていた横浜ベイスターズ・広島に負け越しなど取りこぼしが多く目立ち、結果的に優勝を逃すことになった。

2010年オフは東北楽天ゴールデンイーグルスから藤井彰人、千葉ロッテマリーンズから小林宏之を補強、今年は5年ぶりのリーグ制覇、更に26年ぶりの日本一を目指す。







ピッチングスタッフ分析

巨人と同様3本柱の計算崩れる

先発:久保康友、能見篤史、岩田稔、ジェイソン・スタンリッジ、秋山拓巳、安藤優也、小嶋達也、榎田大樹、鶴直人

中継:久保田智之、小林宏之、渡辺亮、藤原正典、江草仁貴、西村憲、鄭凱文、ランディ・メッセンジャー

抑え:藤川球児


8勝、13勝、7勝

2勝、8勝、0勝

上が09年、下が昨シーズンの左から安藤優也、能見篤史、岩田稔の成績である。

3人で28勝、岩田はシーズン中から、能見もシーズン中から飛躍しだしたので35勝が期待されいたメンツだ。

その3人でわずか10勝に終わった。

これが今年のタイガースの優勝を逃した原因の大きなウェートを占める。

しかし今シーズンは能見・岩田が頭からいける、これは朗報だろう。

読売ジャイアンツもウィルヒン・オビスポ、セス・グライシンガー、ディッキー・ゴンザレスの3外人の計算勝利が大幅に下回ったように、やはり先発の計算が立たないと優勝は難しい。

裏を返せば3本柱が立たなかったのに首位と1.0ゲーム差の2位3位というのはこの2チームはよくやったということにもなるかもしれないが。

今年のタイガースは久保康友の活躍が大きかった。

2009年シーズン開始直前に橋本健太郎とのトレードでロッテより移籍、2009年はいきなり9勝をマークし復活すると、昨シーズンはチーム最多の14勝を挙げ200イニングも超えた。

この久保がいなかったら、能見・安藤・岩田と揃って居なかった5月6月あたりにタイガースはズルズルと後退していただろう。

もう1人、スタンリッジの活躍も大きかった。

シーズン序盤は炎上が続き、自分も早々と見切ったがロッテ戦で先発し無失点と好投するとその後は波に乗り主にナイトゲームを中心に好投、結局はチーム2位の11勝をマークした。



鄭凱文・メッセンジャーがリリーフのカギか

マートン、ブラゼル、スタンリッジ

おそらく今年のタイガースの外国人枠はここまでほぼ決定だろう。

外国人枠は4人まで、台湾出身の鄭凱文も外国人扱いなので残りは1枠。

その1枠をメッセンジャーと鄭が争うことになるだろう。

まずメッセンジャー、角度のある思い直球が一番の武器。

開幕直後はリリーフで打ち込まれるも、7月に先発として昇格すると6回2失点を3試合続ける安定したピッチングを見せる。

しかし慣れられたのかその後は打たれ、結果的に防御率は5点台近くまで跳ね上がった。

やはり先発ではなく短いイニングを思い切り投げるリリーフタイプだと思う、今シーズンはリリーフに再挑戦してほしいものだ。

もう1人は鄭。

台湾出身の投手で一昨年初先発で好投するも不調だったスコット・アッチソンが打ち込まれ白星を消されるとその後は打ち込まれることが多くなり結局1勝で終わった。

2010年も1試合投げただけと消化不良に終わった。

しかし今シーズンは徐々に開花の兆しを見せている。

理由は動くまっすぐ、ツーシームの使い手だからだろう。

今シーズンは芯に当たらなければ飛ばないため、空振りを取る剛速球より動かして凡打を取る直球のが重宝される。

鄭はその直球の使い手なため、紅白戦でもゴロの山を築いている。

全くタイプが違う2人の投手、どちらの投手が1軍のマウンドを奪い取るのか、どちらの投手が1軍のマウンドで躍動するのか、楽しみだ。







野手・スタメン分析

新ダイナマイト打線の破壊力

捕手:城島健司、藤井彰人

一塁:クレイグ・ブラゼル 二塁:平野恵一 三塁:新井貴浩 遊撃:鳥谷敬

左翼:金本知憲、林威助 中翼:浅井良、藤川俊介 右翼:マット・マートン


3割打者が5人以上、チーム打率.290

これが破壊力抜群といわれた新ダイナマイト打線の成績だ。

鳥谷敬・新井貴浩・ブラゼルらが成績を底上げしたのももちろんだが、やはり平野恵一とマートンの活躍が大きいと思う。

マートン、初めは守備がガタガタなので自分もキャンプの次点で即に見切っていた。

しかし開幕戦でヒットを打つ、これがマートンにとって大きかったと思う。

09年に来日したケヴィン・メンチ、08年にらい実下ルー・フォードなどは開幕から全く打てずで調子を落としてしまった。

しかしマートンはいきなり波に乗れた、それが大きかったと思う。

開幕2カード目の広島戦で来日初本塁打、そこからはヒットを量産。

前半終了から後半開始あたりで少し調子を落としたものの、その期間もわずか。

結果的に214安打を放ち、試合数が違うとはいえあのイチローの日本記録210安打を塗り替えた。

このマートンは紅白戦でもインコースのボールを右中間にはじき返すという持ち前の広角打法を発揮していた、マートンは今年も大丈夫そうだ。

続いて平野、2009年は打率.270 本塁打0本。

しかし二塁の守備はもちろん、中堅と右翼もこなし、そこでもかなりの守備力を魅せた。

しかし昨シーズンは違った、内野の間を抜くヒットを量産し打率.350、一時は首位打者も見えていた。

この平野の好調は「足の痛み」にあると思う。

シーズン中ある解説者が言っていたのだが、平野はかの有名なオリックスバファローズ時代のフェンス激突の痛みが昨シーズンぐらいになってようやく引いたという。

そして打てるようになり始めたというわけだ。

来シーズンも平野が打てるかどうか、それで阪神の明暗が分かれるかもしれない。


金本にそろそろ引き際を

「8番 レフト 葛城 背番号33」

このコールがされたとき、横浜スタジアム内が驚きと悲鳴に包まれた。

1492試合、彼はつねに試合の頭からグラウンドに立っていた。

その歴史的記録が、この瞬間終わったのである。

思えばその前日、金本知憲にとって、いや野球選手にとって一番プライドを傷つけることをやってしまったのである。

送球できなかったのだ。

横浜の石川雄洋が放った打球は三遊間を破りレフト金本の前へ

金本は全力で投げた、投げたのである。

しかし打球は中継の用意をしていたサード新井の遥か前でワンバウンド、そのままバウンドで方向が変わった送球は逸れていった。

2010シーズンは今までも打撃や、守備でも遊撃手の鳥谷がレフト前まで中継に走ってくるなどがあったが、これが連続フルイニングをやめる決め手となったと思う。

しかしまだか金本の連続フル試合出場記録は続いている。

自分は来年あたりでそろそろ諦めてもいいと思う。

連続試合1位衣笠祥雄の記録を抜くにはあと5年ほど必要だ。

すでに投げられなくなっている中、このまま保存治療で5年というのはおそらく無理である。

そろそろ記録を諦め、2軍に落ちて怪我を治すのも手だと思う。

送球できないのに記録を優先する金本を見たいファンはおそらく居ない、怪我を治し万全の状態で甲子園のライトスタンドへ大きいアーチを描く金本、そんな金本が見たいのだ。



毎年ここぞの勝負弱さを直す

07年・08年・09年・10年・・・

阪神は毎年のように僅差で敗れ続けてきた。

07年は序盤低迷、その後秋に10連勝するも前半の不調が響き3位に終わった。

08年も途中まで快調、一時は2位巨人に13.5ゲーム差を離すも北京五輪に主力をとられたことなどもありまさかの大逆転負け、優勝を逃した。

09年は前半不調、後半に徐々に勢いを出し始め勢いをなくしていた東京ヤクルトスワローズも捉えるも、0.5ゲームリードで迎えた神宮でのヤクルト2連戦で連敗、4位に終わった。

そして昨シーズンも、前述のように前半は首位巨人と0.5ゲーム差など好調も後半失速、わずか1ゲーム差で優勝を逃した。

05年の日本シリーズでもロッテ相手に4タテをされたり、ここぞというとこでことごとく勝負弱い。

思えば阪神が26年日本一になれてないのもこれが原因だと思う。

そろそろここぞという勝負の場面で負ける癖を直してほしい、ここぞという場面で勝ってほしいものだ。

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  • 12球団分析 第10回 埼玉西武ライオンズ

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時33分22秒
  • 返信
 
まさかのV逸

残り7試合でマジック4

おそらく福岡ソフトバンクホークスのファンはおろか選手ですら諦めていたと思う。

西武がこのマジック対象チームのソフトバンク3連戦で2勝すれば優勝、1勝すればマジック2

最悪でも3タテさえ阻止できれば優勝は間違いなかった。

悪夢の始まりだった。

初戦は8回裏に3点を取られるも9回にソフトバンク守護神馬原孝浩から3点を追いつくもソフトバンクキャプテンの小久保裕紀にブライアン・シコースキーがサヨナラHRを浴び敗戦。

第2戦は病み上がりの岸孝之をリリーフで投入するも敗戦、3戦目も片岡易之が負傷交代、代わったセカンド原拓也の痛恨のエラーなので1点差で敗北。

まさかの3タテを喫するとチームの勢いは明暗別れ、9月26日の北海道日本ハムファイターズ戦で糸井嘉男にサヨナラ打ちを浴びV逸、CSの千葉ロッテマリーンズ戦でも9回に4点を追いつかれるなど2試合とも延長戦まで持ち込まれ逆転負け、悪夢の2週間となった。




ピッチングスタッフ分析

細川の移籍で投手陣が心配

先発:涌井秀章、岸孝之、石井一久、帆足和幸、西口文也、平野将光、許銘傑、大石達也

中継:長田秀一郎、藤田太陽、小野寺力、岡本篤志、弥太郎、牧田和久

抑え:ブライアン・シコースキー


「正捕手がいるチームは強い」

今の野球界の格言だ。

強いチームにはいつも正捕手がいる、黄金期の読売ジャイアンツには森祇晶、南海ホークスには野村克也、ヤクルトスワローズには古田敦也、西武ライオンズには伊藤勤、阪神タイガースには矢野耀大、最近の巨人には阿部慎之介、など。

例えば横浜ベイスターズは谷繁元信がFAで中日ドラゴンズに移籍したため暗黒時代が始まった、とも言われている。

2010年オフ、正捕手細川亭がFA権を行使しソフトバンクへ移籍した。

これにより西武はぽっかりと捕手の枠が空いたことになる。

打撃の面は野手分析に回すとして、守備の面で考えていく。

今年の正捕手はおそらく銀次郎か上本達之が担うと思う。

そこで心配なのが岸と石井一久の両投手だ。

岸と石井の両投手は昨シーズン、怪我で1試合も出られなかった銀次郎はもちろんとして上本とも組んだことがないのだ。

捕手が変わって成績が落ちる投手というのは数多くいる、ベテラン石井は上手く合わせるだろうがまだ4年目の岸がどうなるか、成績が落ちないかが注目だ。



リリーフ陣の強化と大石達也

西武はここ最近、リリーフ投手が弱い。

少し前は三井浩二や星野智樹などが大活躍をしていたが三井は引退、星野はここ最近結果が出ず、昨シーズンもシコースキーに頼り切った形となっていた。

シコースキーは8月までかなりの安定感を誇るものの、いわゆる酷使で徐々にペースが落ち、勝負の9・10月には防御率8.31で3敗と絶不調。

しかもその3敗というのが大きく、1つは東北楽天ゴールデンイーグルス戦での涌井の乱調から9回に6失点でのサヨナラ負け、2つめは前述のソフトバンク戦の小久保からのサヨナラ被弾、最後はこれも前述のV逸の日は無戦でのサヨナラ負け。

やはりここを強くしないと西武のV奪回は難しい、いわば埼玉西武ライオンズという球団の「アキレス腱」だと思う。

ここで期待されるのがルーキー・大石達也だ。

早稲田大学でクローザーを勤めていた投手で、威力のある剛速球で次々と三振を奪い、大学時代の奪三振率は実に10を超えるうってつけのクローザータイプ。

しかし渡辺久信監督は先発で育てるといっている。

渡辺監督は「チームの来年の勝利」より「大石を大きく育てる」ほうを選択したのだろう。

これは英断だと思う、がちょっと気になることがある。

キャンプで体力不足があらわになっているということだ。

先にリリーフをやらせてプロに慣れたら先発でもいいと思うのだが・・・




野手・スタメン分析

強力な打線

捕手:上本達之、銀次郎

一塁:ホセ・フェルナンデス 二塁:片岡易之 三塁:原拓也・阿部真宏 遊撃:中島裕之

左翼:佐藤友亮・GG佐藤・坂田遼 中翼:栗山巧 右翼:高山久

指名:中村剛也



いい打線だ。

中島裕之や栗山巧などはボールを見て出塁する能力に長けているし、中村剛也やフェルナンデスの一発での得点も狙える。

更に片岡の盗塁などで足から崩すこともできる、いろいろと攻撃戦略が多彩な、相手投手を崩す戦術に長けている打線だ。

更に細川亭が抜けたことも「打撃」で捉えればプラスになる。

上本達之は守備はいいとは言えないが、長打力があり打撃は細川よりも上だ。

そして注目したいのは外野手のGG佐藤だ。

2008年にブレイク、北京五輪では大事な場面での2度のエラーなどその後の活躍が心配されたが。2009年も自己最多の25本塁打をマーク。

このまま鰻登りでいくと思われた。

昨シーズンもオープン戦で首位打者を取るなど今年も活躍か、と思わせたものの昨シーズンはわずか53試合の出場で6本塁打に終わった。

6番にGG佐藤、7番に高山久や坂田遼となれば西武の強力打線に余計、厚みが増すことだろう。



左のおかわり君、坂田遼に期待

7月6日、和製大砲坂田遼がオリックス木佐貫洋からアーチを描いた。

これが彼のプロ初ホームランだった。

そこから乗りにのった、翌日も本塁打を放つと楽点戦では2打席連続ホームランも放つなど一気に大ブレーク、その後調子を落とすも8本塁打をマークした。

この坂田のフォームにも特徴がある。

オリックスバファローズT-岡田と似た、ノーステップとまでは行かないものの足をあまり上げないという打法だ。

坂田は天性の、とでもいうべきか長打力に長けている。

それを活かし、タイミングを取りやすくするノーステップに近い打法を取り入れ、それが見事にハマったと言えるだろう。

問題は守備力だろう、守備力が酷い。

ノロノロというかそんな感じで打球反応がまず悪いし、送球も悪い。

西武の外野はセンター栗山、ライト高山も守備がいいとはいえないので守備崩壊する可能性もありえなくはない。

指名打者では情けない、まずは守備を最低限まで上げるべきだろう。

外野手は栗山巧以外はまだ固定されてるとはいいがたい、坂田遼が勝ち抜けるか、注目だ。




契約更改について

西武といえば毎年契約更改でもめている印象がある。

例えばGG佐藤や片岡、今年でいえば涌井がかなりもめていた。

西武は「3年優勝したらどっと上げてやる」という方針なのだが果たしてどうなのだろう。

優勝ならともかく3連覇なんてまず出来るものではない。

一番怖いのは年俸で揉めることでのチーム崩壊、球団への不信感が積もらしてFAやポスティングシステムなどで移籍してしまうことだ。

そういえば中島もポスティングで揉めていたように覚えている。

もう少し球団が柔軟になってもいいと思うのだが。




タイガース、この選手に注意

涌井はいやな相手だ、なかなか崩れない。

しかしリリーフ投手は薄いため、中継ぎ勝負に持ち込めば勝機はグっと上がるだろう。

片岡に出塁を許すと煩い、絶対に出塁させないことだ。

中村の一発にも気をつけたい。


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