• [0]
  • 12球団分析 第11回 中日ドラゴンズ

  • 投稿者:管理人
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時34分6秒
 
最大8.5ゲーム差から逆転優勝

6月頃だっただろうか、中日は首位読売ジャイアンツ相手に8.5ゲーム差をつけられるなど優勝は絶望的かと思われていた。

しかし7月に5連続完封勝利など投手力を前面に押し出すとチームは上昇。

特に大きかったのは本拠地ナゴヤドームで巨人、阪神をカモにしたこと、阪神には5連勝を2回、巨人には9連勝、余談だがCS含めると11連勝するなど直接対決を次々とモノにする。

そして4年ぶりリーグ優勝を果たした。

CSでも巨人を3勝1敗と圧倒で勝ち上がる、特に最終戦は不振の4番和田が弾丸ライナーのサヨナラヒットとドラマチックな展開だった。

今シーズンは57年ぶりとなる完全制覇を狙う。




ピッチングスタッフ

強力な投手陣が持ち味

先発:吉見一起、チェン・ウェイン、中田賢一、山井大介、マキシモ・ネルソン、山本昌、朝倉健太、小笠原孝、川井雄大、伊藤準規、山内壮馬、岩田慎司

中継:浅尾拓也、高橋聡文、平井正史、清水昭信、鈴木義広、小林正人、河原純一

抑え:岩瀬仁紀



いやはや凄い投手陣である。

昨シーズンは13人が先発したのだが、解雇されたエドワード・バルデス以外の12人が今シーズンも全然使える選手たちだった。

序盤は吉見一起とチェンだけという苦しい展開だったが、後半になるにつれネルソンや山井大介、中田賢一など次々と先発が増え始め、最後は山本昌含めた6人で穴のないローテを作れた。

中日の投手力が強い原因にはナゴヤドームの存在もあると思う。

ご存じナゴヤドームは球界一といってもいいぐらい広い球場だ。

つまり球場が広いためホームランをおそれずインコースをズバズバついていける。

本拠地が広い福岡ソフトバンクホークスや北海道日本ハムファイターズもその原理で杉内俊哉、和田毅、ダルビッシュ有、武田勝などを育て上げ、投手力を中心の野球をやっている。

対照的ともいえるのが横浜ベイスターズで、狭い横浜スタジアムが本拠地なため中々投手が育たず、投手崩壊状態となっている。

話を戻すが来季の中日の課題はビジターでの戦い方、だろう。

本拠地ナゴヤドームでは51勝と圧倒したにも関わらず他球場ではわずか27勝に終わった。

セ・リーグは狭い球場が多い。

広いのは阪神甲子園球場とナゴヤドームぐらいで、MAZDA zoom-zoomスタジアム、東京ドーム、横浜スタジアムとHRが出やすい球場が多い。

そこが他球場での不調の原因になっているのだろう。



リリーフも豪華

7回高橋聡文、8回浅尾拓也、9回岩瀬仁紀

これが中日の「勝利の方程式」である。

この3人が凄いのは記述をしなくてもわかると思うので他に選手にスポットをあてていきたい。

平井・鈴木・小林の3人だ。

2005年の阪神はかの有名なJFK、久保田智之。ジェフ・ウィリアムス、藤川球児という3投手の他にSHEというすなわり桟原将司、橋本健太郎、江草仁貴の3人が主にビハインドゲームで登板し、登板が多いJFKの負担を軽くした。

この3人にもその役割が求められているといえる。

そして見事その役割を果たした。

まず平井だ、3・4月は12試合に投げて防御率1,98と大車輪の活躍。

5月こそ打ち込まれるもののそれ以外の月は安定しリリーフ陣を支えた。

続いて鈴木、4月には巨人リリーフピッチャーの越智大祐に試合を決定づけるタイムリーツーベースを打たれるなど厳しい内容だった。

しかし7・8月は16試合投げ防御率0.00と絶好調、夏場、猛追のために高橋・浅尾の負担を軽くしたいところに見事にはまった。

最後に小林、左のサイドスロー気味のフォームからスライダーなどを投げ分ける投手。

特に左には強く被打率.212、巨人小笠原道大、阿部慎之介、阪神クレイグ・ブラゼルや鳥谷敬など上位球団の強力な左打者を封じ込めた。

どうしても優勝となると高橋や浅尾、吉見やチェンなど大活躍した選手に目が行きがちだが、こういういぶし銀の選手たちの活躍が無ければ優勝はできないのである。




野手・スタメン分析

森野、和田、ブランコにランナーを貯めて繋げるのが必勝法

捕手:谷繁元信、小田幸平

一塁:トニー・ブランコ 二塁:井端弘和、堂上直倫 三塁:森野将彦 遊撃:荒木雅博

左翼:和田一浩 中翼:大島洋平、英智 右翼:ジョエル・グスマン、藤井淳志



なんといってもランナーを貯めてクリーンナップ、特に森野将彦・和田一浩に回すのが中日の勝ち方だ。

和田の打点が93、ブランコ86、森野84そして4位の荒木が39まで落ちる。

OPSでも和田1.061、森野.937、ブランコ.850と続く中、こちらも4位の荒木が.715まで落ちてしまう。

いかにクリーンナップが強力で、しかし裏を返せば他の打者で点を取れない打線というのがよくわかる成績だろう。

さて、中日してはこれ以外の選手でポイントゲッターを作りたい、そこで新入団の黒人外国人野手グスマンに期待したい。

2Aからの入団だが長打力があり、春の非公式試合では現在3試合連発と絶好調。

このグスマンが6番に入れば打線は厚くなる。

しかし心配なのは守備だ。

前述だがナゴヤドームは球場が広い、グスマンはお世辞にも外野の守備が上手いとは言いにくい守備だと聞いている。

中日は投手力がウリのチームである、このグスマンがライトを守ることによって守備が崩壊、それに続くように投壊とならないか、そこが心配だ。

後はブランコ、和田の後釜を早めに作っておきたい。

ブランコは昨シーズン、一昨年より成績が下がるなど徐々にだが研究をされ始め、来季も活躍ができると太鼓判を押すのは難しい。

和田も今年の6月で38歳となる、いくらここ4年3割を超えていて昨シーズン自己ベストを記録するなど不死身のような成績を残していても、今シーズンは飛ぶボールから飛ばないボールになるため昨シーズンより成績は落ちるだろう。

早めに用意しておかないと遅くなる。

候補としては同じ右打ちの落合監督が「未来の三冠王」と太鼓判を押すも中々芽の出ない平田良介、パンチ力のある打撃が持ち味の2年目松井佑介らだろうか。

なんにせよ早めに育て、用意しておきたいところだ。



早めに探したい谷繁の後釜

中日黄金期の象徴と言えるのが谷繁だ。

谷繁がきてから徐々に中日が強くなり始めたといっても過言ではない。

しかし中日は9年間、谷繁に頼り切ってきた。

今シーズンは小田が代役を務めたが小田も34歳と若くない。

やはり若手捕手、若手捕手探しが急務だろう。

若手捕手というと吉田利一に松井雅人、田中大輔や前田章宏も入ってくるか。

自分は松井に期待したい。

昨シーズンは1軍で14打数で8三振などプロの洗礼を浴びたが、オープン戦で巨人からHRを放つなど打撃センスは持っている。

ファームでもルーキー捕手ながら.255 2本塁打をマークするなどその打撃を見せつけた。

それに守備面でも非凡だ。

まず地肩が強い、スローイング技術は谷繁には及ばないが、地肩ならすでに谷繁より何段も上だろう。




落合政権はどこまで続く

落合監督は今シーズンで8年目となる。

ここ最近の野球では14年間監督をやっていた王貞治監督が08年にやめ、コロコロ監督が代わるので異例では無いか。

原辰徳監督が6年目、渡辺久信、梨田昌孝監督4年目、真弓明信監督、秋山幸二監督が3年目、小川淳司監督が代行で2年目、野村謙二郎監督・尾花高夫監督・西村徳文監督・岡田彰布監督2年目、星野仙一監督が1年目だ。

巨人原監督が何とか対抗している形で、他の監督は年数でダブルスコア以上をつけられている。

前述のようにここ最近は監督がコロコロ代わる。

落合監督にはこのまま10年目はもちろん、15年ぐらいやってもらいたい、これが今の野球界に無い、まさに「オレ流」となると思うのだが。




タイガース、この選手に注意

浅尾、高橋にはともに0点台と全く打てていない。

この2人が出てくる前にリードしておかなければ、負けを覚悟することになるだろう。

打線では森野に.462 5本 15打点、和田に.354 5本 15打点と完全にやられている。

この2人を抑えることが、=勝利となるだろう。

 <思いやりのあるコミュニティ宣言>
 teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
 いつもご協力いただきありがとうございます。

投稿者
題名
*内容 入力補助画像・ファイル<IMG>タグが利用可能です。(詳細)
URL
sage

  • [1]
  • 12球団分析 第12回 福岡ソフトバンクホークス

  • 投稿者:雷神
  • 投稿日:2011年 2月27日(日)00時34分43秒
  • 返信
 
逆転優勝もまさかのCS敗退

7点ビハインドで迎えた9回裏、打席には小久保裕紀。

打球はショート後方へ、その打球を西岡剛が少しジャンプしキャッチ。

その瞬間、ソフトバンクのCS敗退が決まった。

思えばシーズン中、西武ライオンズから逆転優勝をした。

残り7試合でマジック4とほぼ優勝だった西武をまさかのうっちゃり、そしてCSでも3連敗しなければ、というところまで追いつめた。

まさか、まさかの敗退だった。

11年はカブレラ、内川聖一、細川亭を迎え8年ぶり日本シリーズ出場を狙う。




ピッチングスタッフ

SBMを引っ提げる強力投手陣

先発:杉内俊哉、和田毅、DJホールトン、小椋真介、大隣憲司、山田大樹、陽耀勲、大場翔太

中継:ブライアン・ファルケンボーグ、摂津正、甲藤啓介、金澤健人、森福允彦、久米勇紀

抑え:馬原孝浩



ホークスと言えば強力リリーフ陣である。

馬原孝浩、ファルケンボーグ、摂津正が7・8・9回を投げる「SBM」はもちろん、甲藤啓介や森福允彦、金澤健人らもいる。

中日ドラゴンズのときのも書いたことだが、「強力リリーフ陣」と呼ばれるチームは必ずビハインド時にリード時に投手の負担を軽くする役割の投手がいる。

それが少し前の阪神タイガース、北海道日本ハムファイターズであり、今の読売ジャイアンツや中日、そしてソフトバンクなのだ。

この3人、いや6人、もちろん凄いのだが最強といえるのはファルケンボーグだろう。

60試合に投げて防御率1.02

「打高投低」といわれた昨シーズンでは異例ともいえる成績だろう。

更に62回投げて奪三振83、四死球はたった8といういわゆる「スピードだけのノーコン」ではないことも見せつけたシーズンだった。

変化球はフォークとカーブぐらいしかないのだが、とにかく直球がすさまじい。

150キロ超のボールをアウトローにズドンと決める、しかもそれを何球もだ。

「150キロ超のキレのあるボール」でも打ちづらいのにそれでもって「コントロールも素晴らしい」ではまさに鬼に金棒、対戦相手はお手上げである。

スピードはおそらく下だろうが、直球のコントロールで言えば全盛期の藤川球児を超えているのではないか、というボールである。

気を付けたいのは怪我のみ、怪我にさえ気を付ければ、2011年もホークスリードの8回にはファルケンボーグが仁王立ちしていることだろう。



来季主力の退団が怖い

杉内俊哉、和田毅はメジャー志望でおそらく来シーズンも今年と同じ活躍をしたならばメジャーリーグへ旅立つだろう。

この2人が抜けるというのはかなり痛い。

彼らの成績を見ながら今年の活躍を振り返っていこう。

和田毅、防御率3.14で17勝を挙げ同数の最多勝に輝いた。

特筆すべきは本拠地ヤフードームの成績で、2.50 10勝4敗とチーム最多勝数、先発最優秀防御率を誇っている。

この和田だが一昨年までは怪我もあり連続で二けたを割り、和田も終わったか・・・と思わせたが見事に復活をしたといえるだろう。

和田が藤川球児のような直球や、田中将大やダルビッシュ有のようなスライダーを持っていなくても三振を稼げるのは独特のモーションから繰り出される球のノビだろう。

常時140前後、なのに振り遅れるのは出所が見えにくいからだ。

出所が見づらいためいつ振り出すかがわからない、そのために空振ってしまうのだ。

続いて杉内だ。

前半は勝ちまくり最多勝争いを引っ張るも後半失速した。

8・9月でわずか3勝、防御率も4点台というのは心配だ。

こちらも和田と同じく球持ちが長い独特なフォームをしている。

球を長くキープできるというのは立派な長所の一つだ、球を長く持てればわずかでも打者の球の見える時間を少なくできる。

この「わずか」が勝負を決めるのだ。

両左腕の2011年、オフシーズンまでが楽しみだ。




野手・スタメン分析

3選手を迎え入れ準備万端

捕手:細川亭、田上秀則、山崎勝己

一塁:アレックス・カブレラ 二塁:本多雄一 三塁:小久保裕紀、松田宣浩 遊撃:川崎宗則

左翼:ホセ・オーティズ、中翼:内川聖一、長谷川勇也 右翼:多村仁志

指名:松中信彦



凄いオーダーであるが難しいところもある。

外野守備である。

オーティズはもちろん、内川聖一はあまり守備が上手くない。

多村仁志は下手ではないが怪我ががちであり、センターで計算するのはかなり厳しい。

更に問題としては小久保裕紀、松中信彦の扱いだ。

この2人はキャプテン的位置の生え抜きベテランだが、「ベンチ、(小久保は指名打者)は嫌だ」と言っている。

さぁ大変だ、亀裂が起こる可能性がある。

しかしその問題を除いても凄い打線である。

多村、川崎に内川、カブレラが加わり3割打者は4人、昨シーズンのホークスは飛ぶボールにしてはどちらかといえば貧打で投手に頼っていたチームなのでこれはいい補強だ。

ここにもやはりメジャー流出の不安がある、川崎宗則だ。

遊撃手は2003年から川崎なため、後釜の用意ができていない。

立岡宗一郎、今宮健太と候補はいるがまだまだ若く、20歳・19歳だ。

他は森本学が33歳と極端、明石健志が一番の候補かもしれない。

なんといっても川崎の後釜、捕手と遊撃手は内野の、守備の要のためレギュラーが抜けると一気に戦力ダウンすることもある。

川崎の後釜探しは急務だ。



本多雄一に臨みたいこと

,296 .334 .255 .346

何の数字かわかるであろうか。

左は本多雄一、右は長谷川勇也でそれぞれ左が打率、右が出塁率である。

本多の出塁率の低さがわかると思う。

これは是非直してもらいたいところだ。

今は2番が主だが、川崎が抜けたらおそらく1番を任されるだろう。

そのためにこの出塁率でははっきりいって「ダメ」だ。

1番はヒットでなくてもいいから出塁することが重要である、四球でも死球でもいいからとにかく1塁、1塁ベースに立つことだ。

「打率」ではなく「出塁率」が優先される。

いや、むしろ打率など必要ないのかもしれない、初球を簡単に打ってのヒットより最大4球以上投げさせて出塁の四球のほうが相手に与えるダメージは大きい。

その出塁率が低すぎるといえる。

確かに盗塁はできるが、打率が低く目がいきにくいがもしかしたら長谷川のほうが1番に向いているのかもしれない。

1番打者になるにはまずこれを磨いてもらいたい、盗塁、足はすでに十分すぎる、後は打撃、出塁する能力が強くなれば、球界を代表する1番打者になれるだろう。




そろそろCS突破を

2004年 2勝3敗 2005年 2勝3敗 2006年 1勝2敗 2007年 1勝2敗 2009年 0勝2敗 2010年 3勝4敗(アドバンテージの1勝込)

これはプレーオフ、CSのソフトバンクの成績である。

9勝16敗、勝率は4割を切っている。

しかも3度優勝しているのにもかかわらず日本シリーズに出場できていない。

思えばソフトバンクはいつも秋に弱い、それゆえに昨シーズンは後半のものすごい追い上げでロッテを追いつめたときは今年こそは行くのか、と思ったが

とにかくここを強くしないとどうにもならない。

来年こそは日本シリーズに出場し日本一になければ、メジャー行きの嵐が待っている。

絶対に勝たなければいけないシーズンだ。




タイガース、この選手に注意

7回までが勝負だ。

摂津、ファルケンボーグ、馬原は中々打てないため序盤で点差をつけておきたい。

打線ではパワーヒッターながらヒットも狙えるカブレラやヒットメーカー内川、俊足川崎や本多のチャンスを作る盗塁にも注意をしたいところだ。


レンタル掲示板